ついに我が路線JR東日本高崎線に新型車両が導入される。
 現在現役の車両は、昭和30年代に投入された鋼鉄製ボディの115系と、昭和60年代のまだ国鉄時代に投入されたステンレスボディの211系の2種だ。
 高崎線は上越新幹線と平行している路線である。そのためか、電車の高速化が進んでいない。まあ、高速化を進めれば新幹線の客が高崎線に移り、儲けが薄くなるからであろう。高崎線には快速「アーバン」号があるが、快速とはいうものの各停より約10分程度の短縮にとどまっている(上野〜熊谷間)。
 新幹線と平行している路線で唯一高速化に力を入れている路線がある。JR西日本の京都線・神戸線である。この米原〜姫路間の新快速は時速130キロで運転している。この路線は私鉄2路線との競争があり、運賃で攻撃する私鉄に対しJRはスピードで勝負している。他社との競合による高速化だ。
 話は逸れたが、今年高崎線には新型車両が投入される。この車両は超エコカー209系(京浜東北線車両)をベースに開発された。そのため、近郊形路線である高崎線なのに通勤形仕様の4扉車両となっている。しかし、座席は近郊形で採用されている対面座席(ボックスタイプ)となっている車両も設定されている。
 この車両は、中央・総武緩行線にも投入される。この線に投入される車両は、塗色が総武線カラーであるイエローとなっている。高崎線は、個人的にはダサい配色と思っているのだが、グリーンとオレンジの湘南カラーとなっている。
 現在、この新型車両は試運転走行試験中である。情報によると6月ごろからまず15両編成が3編成(45両)が投入され、営業運転に入る。まずは宇都宮線で運転するそうだ。(高崎線には来ないのかっ?)以後、順次老朽化した115系車両と置換えを進めていくようだ。