トヨタから新星誕生!その名はプロナード
 この車は、既存車「クレスタ」と「アバロン」の後継モデルにあたる。販売不振の2車を統合し、クレスタは併売期間(おそらく10月頃まで?)を経た後モデル廃止となる見通しだ。
 私は早速拝見してきた。トヨタ総合展示場「アムラックス」に行ってきたが、来場者にアンケートしているおじさんたちが多数いました(おそらくプロナード開発技術者連中?)
 外観は、40〜50歳台をターゲットにしているのであろう。おとなし目な印象だ。
 エンジンは、1MZ-FE型のV型6気筒3000ccを搭載する。ウインダムやハリアーと同じエンジンだ。ウインダムのセダンバージョンかと思ったが、質感や価格ともワンランク上という感じを受けた。

 私が特に気に入った部分は、内装インパネである。
 スピードメーターは自発光方式のオプティトロンメーター、計器類やナビ画面は運転席から助手席まで一直線に続くブラックフェイス上に配置されている。
 この手のインパネデザインは、去年7月に日産セドリックが採用しており、これはいい!と思った。トヨタもこの手のインパネを出して欲しいと思っていたところであり、ついに出たか!という感じだ。
 私が思うに、今後の中〜高級車セダンのインパネはこれがスタンダードになると予測する。トヨタはセンターメーターもスタンダード化を進めており、次期ウインダムあたりのインパネは、このインパネにスピードメーター類をセンターに寄せた感じになるのではないだろうか(と言うか、そうなることを私は望む)。
 このスピードメーターは、針が赤色で盤面がホワイトで、夜になると盤面が淡いブルーとなる。いい雰囲気を醸し出すメーターである。
 この車には、全車ナビゲーション標準装備である。ナビは最新鋭のDVD式を採用している。さらに、オプションでインターネットにも接続できる機能も用意されている。車内にいながら全ての情報収集が出来る。今日ドライブどこ行こう?という時も、とりあえず車に乗ってインターネットで探そうということが出来てしまう。これはすごい!

 このプロナードには、セダンでありながら前席ベンチシート(6人乗り)も設定されている。日本ではめずらしい設定だ。もちろん、通常の5人乗りもある!
 このシートは、いつも寄り添っていたい若い恋人同士にはうってつけであろう。普通の車ならシフトレバーやサイドブレーキが邪魔をして二人の距離が離れてしまうが、このベンチシートなら二人の距離は常にゼロ!また、「おまえブレーキ係りやって。俺はアクセルを担当するから。」といった分担による運転疲労の軽減も図れる(良い子も良い大人も絶対真似しないでね!)。
 さあ、みなさんもこのプロナードを見に行こう!お近くのトヨタビスタ店でお待ちしております。