ついに登場!新型トヨタセルシオが!今回のモデルチェンジでセルシオは3代目となる。
高級車大好きな私にとって今年いちばん注目していた車だ。
1989年10月9日に初代セルシオが登場したときは、私は大学3年生。あれから10年の月日が経つ。世界で初めてセルシオに採用された自発光オプティトロンメーターは近未来的に見え、すごく感動した記憶がある。今ではカローラにも標準装備(一部グレード)されているが・・・
それまでトヨタ最高級車であったクラウンのさらに上に位置するセルシオの登場には驚かされた。高級車ブームの真っ只中のことだ。
当時、他メーカーもこぞって高級車を投入した。しかし、高級車ブームも景気低迷と共に去って行った。現在では高級車販売台数ではほぼトヨタの独占市場となっている。
今回フルモデルチェンジしたセルシオはいろいろな新機能を搭載しているが、私が注目した装備を紹介しよう!

 

まずは、先代セルシオと比較してみよう。
全長、全幅は変えずに、ホイルベースを75mm、全高を55mm拡大して、乗降性、居住性を向上させている。写真を見れば全高がかなりアップしているのが分かる。
スタイリングは、初代、2代目と代わり映えしないデザインだったが、今回でがらりと変わった。メルセデスベンツSクラスを意識しているようなデザインだ。
ヘッドランプはややマヌケな印象を受けるが、斜め横から見れば精悍な顔つきとなる。

 

空力特性も世界トップレベルだ。CD値は0.25を達成!初代0.29、2代目0.28からすると、背が高くなったのにも関わらず空力特性は大幅に良くなっている。
その秘密は床下にある。徹底してフラット化を目指し、凹凸部には整流板を装着。
写真は、リニアモーターカーや、新幹線のぞみ号700系を生み出した(財)鉄道総合技術研究所の風洞実験施設での実験風景だ。ここでは風切り音対策を徹底して行った。高速走行中でも静かなクラシックを聞いてくつろげるレベルだ。(注!運転者はくつろがないように!安全に注意して運転しましょうね!)

 

このセルシオには、スマートキーシステムがオプション設定されている。
これは、スマートキー(写真参照)を携帯していると、その人がオーナーであると認識し、ドアハンドルに触れるだけでドアロックが解錠する。また、ドアハンドル上のボタン(写真参照)を押すとドアロックの施錠も行える。
このシステムは、キーを探したり手にすることを不要とします。このスマートキーを携帯しているだけで、車両とスマートキーの間で電子IDコードを照合し、ドアやトランクの施錠、解錠、エンジンの始動、停止が行えるのだ。
これなら、キーはポケットに入れておくだけ。キー閉じ込めのトラブルもなくなるし、両手がふさがっていても楽に車内に乗り込める。
しかし、「ちょっとお前の車のキー貸して!」と言って「はいよ!」とこのキーを渡されても、キーに見えないからとまどってしまうね!

 

今回紹介した装備のなかで、私が最も画期的だと思った装備がこれだ!
コンフォータブル・エアシート。座席の中から風が送られてくるのだ。それもただの風ではない。
電気+-を切り替えて発熱・冷却を行うペルチェ素子を通して冷風や温風となって吹き出される。
高級車に装備されている本皮シートは、夏場はムレが発生する。そのムレを、このシートは解決してくれた。また、冬場は暖房が効くまで時間がかかるが、このシートで温風を吹き出せば、乗車後すぐに凍えから開放だ!
これで、夏場車から降りたら汗でおしりが濡れているという恥ずかしい思いをしなくて済む!

 

セルシオの親切設計がここに!
スマートキーを携帯している人が近づくだけでドアミラー下部に配置したランプが足元を照らしてお迎えするのだ。まるで、「ご主人様、お足元ご注意ください。」と言っているかのようなさりげない気配り。(うーん、私より気が利く奴だな・・・)
これなら、全くの暗闇でも、ドアがどこか捜さなくても大丈夫だ。

 

電動サンシェード&手動式リアドアサンシェード。
最近はやりのプライバシーガラス。スモークがかかっていて車内を外から見ずらくしてプライバシーを守る。しかし、昼間はいいが、夜間になると逆に車内から外が見にくくなってしまうのが欠点だ。
そこで、新型セルシオには写真のようにリアウインドウには電動で、リアサイドドアウインドウには手動のサンシェードが装備されている。
これなら、昼間はサンシェードをセットし車内のプライバシーを守り、夜間はサンシェードを下ろして視界を確保する。

 

その他にも、いろいろな装備がある。ここに示した装備は私が注目した装備で、ほんの一部に過ぎない。
みなさんも是非ディーラーに行き、実感して欲しい。
ちなみに、カタログをもらってきたが、これがまたゴージャス!まるで図鑑の表紙かと思うほどの硬いぶ厚い表紙なのだ。金かけてるな〜・・・

 

《付録情報》

トヨタハイラックスサーフに画期的メーターパネル!!

横道逸れてハイラックスサーフを見てみた。つい最近マイナーチェンジしたモデルだ。
そこで綺麗なメーターを発見した。イルミネーション好きの私としては興味をそそる一品だ。
レインボーカラータイプのオプティトロンメーターだ。ボタン操作で表示色を、/////緑/青緑の7パターンに変えられる。
これは綺麗だ!その日の気分によって色が変えられる。7色もあればそうそう飽きることもないだろう。
ぜひ今後この装備を他車にも採用してもらいたいものだ。
このメーター、最上級グレード”SSR-G”のみオプション設定となっている。