近年迷惑メールが増加の一途にある。私のホームページに公開しているアドレスにも迷惑メールが多数届くようになった。なぜ迷惑メールの送信者が、不特定多数のアドレスに送信出来るのか。アドレスはどのように入手するのか。軽く調べてみた。
迷惑メールとは、多数の受信者に一方的に送りつけられるメッセージのことで、一方的に送りつけられる宣伝メールや、受信者にとっては不必要な大量送信メール(バルクメール)などがある。迷惑メール送信者はメールアドレスをどこからか入手しなければならない。
以前私の入会していたプロバイダでは、自分のアドレスを公開するか非公開するかの選択があり、公開していればそのアドレスが誰でも閲覧可能なリストとなっていた。個人情報保護法が成立するよりももっと過去の話である。当時そのリストを持っている人から入手するという手口もそのひとつであろう。
また、ホームページ上のメールアドレスを、ソフトを使用して収集しているという話も聞いたことがある。そこで、そのソフトの効果を見てみようと、ホームページ上のアドレスを変更し調査を開始しました。

変更時期:平成18年6月23日
比較対照:ホームページ上に掲載したアドレスと同じドメインで似たアドレスを同時期に設定
試験方法:迷惑メールの数を比較する。

差が現れた時点で定期的に掲載します。お楽しみに。

 

迷惑メールは、受信したユーザーに無駄なパケット料を発生させ、キャリアにとっても過度なトラフィックをもたらすやっかいな存在。1日10億通ともいわれる規模の迷惑メールに、これまで何度かサーバがパンクしかかったそうだ。そのため、ドコモでは迷惑メール事業者の動向を研究。"迷惑メール業界"にも一定の構造ができあがり、メール送信に向けて最適化されているそうだ。悪質な出会い系サイト運営者のほかに、「名簿開拓業者」と「送信業者」が分かれており、それぞれが分業体制で効率よく作業を進められるよう経営努力をしている。名簿開拓業者の携帯メールアドレス収集手口も年々高度化してきた。
初期の頃は、携帯のメールアドレスといえば「電話番号@docomo.ne.jp」といった形式が多かったため、名簿作成も極めて容易で、事業者はExcelで番号を管理するだけであった。しかし、ドコモも対策を講じ続けている。以下はドコモ対迷惑メールを送信する、メールアドレス名簿の開拓業者との戦いの経緯を示した。

 

 

一時期ショートメールの迷惑メールを受けたことがあるが、高いショートメール送信料を費やし元が取れるのだろうかと悪者相手ながらに少し心配してしまった私であるが、このイタチゴッコはいつまで続くのだろうか。以後の経過を見守ってゆきたい。

戻る