釣り実行日の前日、私は新幹線７００系のぞみ号にて大阪に向かった。この日はひじょうに天気が良く、富士山の全貌がきれいに見ることが出来た。

　車内は空いており、３連休の中日ということで、これほど空いているとは驚いた。明日の夕方あたりの東京行きの新幹線はさぞ混むんだろうなあ！

　次の日、高校時代の友人３人衆（写真右から山下、上原[筆者]、喜多）は釣りに出かけた。場所は和歌山県の紀ノ川河川敷。この中で最もつりに精通している山下が言うには、ここで釣れる魚は、ブラックバス：鯉：ナマズ＝６：３：１の割合で釣れるそうだ。ナマズは釣っても気持ち悪く、釣り針から外すのが大変だそうだ。ぜひナマズを釣ってもらえるよう心から祈る私であった。（ホームページ的にはナマズを釣った画が欲しいところだ！）

　さて、釣りの準備にとりかかっているその時、「よっしゃあ！さっそく釣れたゼ！」という喜多の声が。「何ぃ〜！？もう釣れたのかっ！？」と、釣り糸の先を見ると、何と小さな魚がぶら下がっている。「しかし、変わった魚だなあ。やけにおとなしいし。んで、この魚釣り針が付いてるで！・・・って、おいっ！これはルアーじゃっ！」

　お約束のボケ、ありがとうございました。ちゃんちゃん！

　さて、気を改めて本当の釣りを楽しむことにした。頑張って大物を狙いましょう。（大物のナマズを！）

　川の中には魚がちょろちょろとたくさん泳いでいます。こんなにいるのに簡単には釣れない・・・

　たまに水面下から泡がぼこぼこ出ていました。はじめはカメでも潜んでいるのでは？と思ったが、底の砂の中から出ていることが分かった。恐らく川底の堆積物が微生物により分解され、メタンガスが発生していたのだろう。かなりの発生量に、これはエネルギーとして使える！とひらめいた私であった。

　ルアーをひゅっ！と投げて、水面にちゃぽん！と落とし、かりかり！とリールを巻く。ひたすらこの繰り返しでなかなか釣れない一行。

　つまらなくなってきたこのへんで、ホームページをご覧の皆様には、きれいな風景を堪能していただこう。写真をクリックすると、この場所から見た景色の拡大画像が見られます。さあ、クリックしてゴーだ！

　景色を見たあとは、「戻る」ボタンで戻ってきてね♪

　３０分ほど時間が経過した頃、大物が掛かったとの連絡が取材班（私のこと）に入った。早速現場に急行すると、あと一歩のところで逃してしまったとのこと・・・その大物とは・・・

　なんと、体長２メートル、体重は４トンにも及ぶと言われるテトラポット（主成分：コンクリート）であった。何とか釣り上げようと（正確には引っ掛かりを外そうと）努力したが、その甲斐も虚しくぷっつり糸が切れてしまった。さすがの釣りプロも、この大物テトラポット相手には歯が立たなかった・・・。（ていうか、人間のパワーじゃびくともしないとおもうんですけど・・・）

　ルアーを選定する山下。さっきのルアーは引くと浮いて止まると沈むタイプだったが、今度は止まれば浮くタイプに変更。これなら安心！ルアーの動きが把握しやすくＧＯＯＤだ！

　再度始めるが、全く釣れる気配すら無い。場所を変えようと草むらをひたすら歩き、ベストポイントを探す一行。

　ポイントを変え、ようやく獲物をゲット！初の獲物に喜びを隠せない山下。さて、何をゲットしたのだろうか。この写真ではよく分からない。では、その部分を拡大してみよう。写真の釣り上げた獲物をクリックすると拡大写真が出ます。さあ、クリックして観察だ！

　さて、まずはワカメ（？）をゲットっと！これで味噌汁の具は手に入れた。次こそメインの魚をゲットするぞ！と意気込み、気合の入る山下。

　それから数分経ったその時。「うおおっ！大物だっ！誰か手を貸してくれっ！」という山下の叫び声が。かなりの大物に大の大人が２人がかりでもてこずる。しかし、何かに引っ掛かっているかのようなその手ごたえ。本当に獲物がヒットしたのだろうか・・・？

　格闘（？）の末、糸が切れて　THE END！悔しがる山下。これでルアー紛失は３個となった。かなり手強い敵だ。これでこそこっちの闘志に火がつくってもんだ！今度こそ釣り上げてやる！（敵というのは川底に漂流しているゴミなのか・・・？）

　またも山下の竿に獲物がかかった。今度のは少し手応えが違うぞ！釣り上げようとくいくい引っ張ると、ぼこぼこと泡が出てくる出てくる・・・何なのだろうか？写真のぼこぼこ部分をクリックして拡大してみよう！

　何だか怪しげなものを引っ掛けてしまったか？引き上げて見てみたい気もしたが、人の死体とかだったらイヤなので、あきらめてその場を後にした。

　またポイントを変えようと移動していたそのとき、山下が奇妙なものを発見！

　何を発見したかって？それは指差すものをクリックしてみよう！

　さて、日も陰ってきたその時、山下から獲物ゲットの報告！今度は何を釣ったのだろうか？かなり巨大なものであることは写真から容易に想像がつく。

　さて、拡大してみようか！手に持っている獲物をクリックしてみよう！

　焚き木となる木のようなもの（濡れているが・・・）をゲットし、着々と材料が揃ってくる中、肝心の魚が採れない・・・。

　もうあたりも暗くなってきたので、そろそろお開きにするかという事になった。

　さて、半日釣りにいそしみ、腹も減ってきた。そこで、山下おすすめのラーメン屋があるということで、早速食べに行くことにした。とっておきのグルメ情報をみなさんだけにお教えしよう！

　３名一行は、ラーメンを注文した。私は特にお腹が減っていたので特大ラーメンにした（写真右下のラーメン）。食前→食後の図である。そばにある玉子には目もくれずひたすらラーメンを一心に食べていた様子がうかがえる。玉子の配置を見れば触れてもいないことがお分かりいただけるだろう。また、ラーメンが熱かったのか、コップの水も空になっている。

　このラーメン屋は、「和歌山の中華そば　せんよし」という店である。味はそこそこであったが、交通の便ではかなりいいロケーションに立地している。

　場所はＪＲ阪和線和泉鳥取駅からわずか徒歩５分。車なら阪和自動車道の阪和インター降りて一つ目信号すぐ左折すると、もうそこにある！

　しかし、駐車場のスペースが少なくすぐ満車となりそうである。

　みなさんも近くを通りかかったらぜひご賞味あれ！